『認知症』とは何だ?
そもそも「認知症」という日本語は何を示すのか?
勉強会用のスライドをつくる度に自分の中で沸き起こる混乱を、どう頑張っても長らく上手く言語化できなかったことが、私の認知症への対応をどこかで曖昧にしていたように思う。
一般的に認知症という言葉は、
①病気の名前
②一旦発達した認知機能が、病気によって低下して日常生活に支障をきたした状態
概ね以上、二つの意味を持たせて使われる。
「アルツハイマー型認知症が原因で物忘れが酷くなると、大切なものを失くしたりします。そしてそれを人のせいにしたりします。」
よく聞くこの混乱した言葉の用い方が、私の混乱を増強するそもそもの原因だと気付いたのは、自分の感覚を言語化する術(主にNLPにおけるメタモデル)を学んだ今になって漸くであった。
この学びどころ満載の文章の分析は、是非別の回にじっくり行うとして、今の時点で理解したと思っていることは、定義すなわち公式とは、使い勝手を考えて応用しながら使えばいい、という学生レベルの前提である。そして、「認知症」の説明ができたところで何も解決しないと言う事である。
この発見がどの様に役に立ったかと言うと、最近ではやはり運転免許失効判定問題に対してが大きい。以下次号。